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夫婦それぞれの証券口座をフル活用

NISAを開始しようとした場合、「一般NISA」と「つみたてNISA」どちらを選択しなければいけませんが、積立もしたいが、普通に株取引もしたいといったニーズを満たすことはできないのが現状の制度となります。※2024年より制度変更はありますが

ただ、夫婦の場合は、

  • 夫:つみたてNISA
  • 妻:一般NISA

というように、役割を分けることによって、それぞれのメリットを享受しながらフル活用することが可能となります。ですので、夫婦でそれぞれ証券口座を持ち、さらにそれぞれ、「一般NISA」と「つみたてNISA」の口座開設をオススメします。

以下、私の場合でどのように活用していて、どのようなメリットが生まれるのかを説明したいと思います。

夫:つみたてNISA活用

つみたてNISAは非課税保有期間20年となります。40万という制限枠いっぱいに投資信託を購入し20年間ひたすらコツコツと積み立てる前提とすることで、無駄な税金を支払うこともなくなります。

カシオの積立計算(複利毎課税)サイトで計算すると

毎月の支払額3.3万円
積立期間20年
20年間の積立額7,920,000円
年利(目標)3%
利息(見込み)2,893,797円
総受取額10,813,797円
本来の税金(利息*20.315%)587,875円

3.3万円を20年間毎月コツコツ積みたてたとして、年利3%で複利効果がでてくると、実質利率は36.5%になることになります。ここまで積み立てたのに最後税金で20.315%引かれてしまうのは非常にくやしいところですが、つみたてNISAで運用をしていれば、本来の税金部分約59万円も手元に残すことができます。

妻:一般NISA

妻の一般NISAは年間120万まで株式購入をしております。毎月とはいきませんし、月10万をきっちり12ヶ月積み立てるというほどではありませんが、アメリカ株式の購入をベースにしております。

アメリカ高配当株再投資13本

でも紹介しているような企業を中心に構成し、配当利率5%を目標に運用をしております。下記表ではわかりやすくするために、毎月10万円を積み立てている前提で5年目を試算しています。

毎月の支払額100,000円
積立期間5年
5年間の積立額6,000,000円
配当利率(目標)5%
配当金(5年目)積立額*5%300,000円
本来の税金(配当金*20.315%)60,945円

5年目の年間でいうと6万円程度の節税ですが、5年間のトータルでいくと、18万円の節税となります。私の目標としている再投資という点でも18万の再投資はさらなる配当金を産んでくれる形になりますので理想的な形となります。上限120万の15%は配当金で賄える計算になります。

まとめ

夫婦二人分の口座を目的別に管理することで、家族としてはフル活用できるかと思います。サラリーマンにできる節税対策は限られていますので、少しでもお金を有意義に活用できるように、使える制度はしっかりと使うと良いかと思います。

また、つみたてNISAは楽天証券、一般NISAはSBI証券で作成するなどすることで、それぞれの証券会社の特色をいかすこともできるかと思います。が、どちらにしても、証券口座を開設してお金がかかるわけではないので、まだ証券口座を持たれていない場合は、夫婦共に、楽天証券、SBI証券それぞれ口座開設してしまうことをオススメします。その上で、NISA、つみたてNISA、さらにはiDeCoの開設がすぐにできる状態にしておくことが良いかと思います。口座開設からだと余計な時間もかかってしまいますので。

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