長期投資は何年からか?
明確な答えはないと思いますが、私は20年以上できれば30年/40年と長ければ長いほど良いと思っています。
あくまでも「長期的には必ず右肩上がりで経済は成長」すると信じて「複利」で増やしていく。というイメージです。
このように、毎月3万円を3%の運用益が出る前提で単純計算した場合、10年より20年、20年より30年と継続することにより大きく育てることも夢ではありません。私が40歳になったとき、最大に後悔しているのは、この時間を無駄にしてしまったということです。とはいえ、まだこれからでも間に合うのでコツコツしはじめています。
この図を出すと、絵に書いた餅的に批判されることもありますが、確かに皮算用だとは思いますが、すべてうまくいった場合という前提で考え、このようにするためにどのような投資をしていくかを考えることが重要だと思います。
どのような投信信託を選ぶべきか?
極論、株式投資に自信のある人は個別に株を買ってアセットアロケーションにもとづく計画通りに購入をしていくのも良いと思いますが、
私のように、知識もなくずば抜けたセンスもない人は、センスのある人が買うものにのっかるのが良いと思います。それが専門家が組み立て投資信託だと思いますが、ポイントは、
- 初期コストがゼロ
- 運用コストは安く
- 分配金再投資型である
- 信用できる会社が販売している
投資信託になると思います。
また、単体で実現するか、組み合わせるかはありますが、国際的に株/債券などに分散投資することが重要です。
1)初期コストがゼロ
初期コストがゼロというのは、ノーロードと言われるものです。買うときにコストがかかりません。毎月積立をしていく上で、手数料を取られてしまってはもったいないです。毎月数百円でも20年や30年と長期間投資することを考えるとバカになりませんので注意が必要です。
2)運用コストが安い
運用コストはふたつ見るポイントがあります。
- 信託報酬(運用管理費)
- 信託財産留保額(解約手数料)
信託報酬は毎日引かていく運用管理費(手数料)です。インデックス型と言われる、株価指数と連動するような投資信託は人の手がかからないので手数料は安く、積極的に利益追求するアクティブファンドなどは手数料が高くなる傾向があります。中には、インデックス型なのに手数料が高いものもあるので、細かく見る必要があるものです。
信託財産留保額は解約手数料になります。投資信託は実際は株や債権の組合せですが、解約をし換金する際に手数料が発生します。これを引続き投資信託を持ち続ける人が払うのはおかしいので、解約する人が一定率で負担する仕組みです。
どちらも契約をする際に、抑えておくべきポイントとなります。
3)再投資型である
分配金が毎月あるような商品に魅力を感じる人もいるかもしれませんが、長期投資する場合分配金は再投資されるもの(分配金なし)が理想的です。規模が大きくなることで複利効果もより大きくなります。
4)信用できる会社の信頼できる商品を販売している
当たり前といえば当たり前ですが、投資信託は想像以上に玉石混交です。長期投資を前提にしていれば大丈夫だと思いますが、長期のフリした短期の投信、販売会社が儲かるためだけに作られたと思われるものなどたくさんあります。
上記をクリアしている中から国際分散投資を実現していきましょう。
分散投資するためのアセットアロケーションを決める
という話になりますが、その前にアセットアロケーションは最低限決めておきましょう。
アセットアロケーションが全てを決めるという人もいるほど大事なことですが、
簡単に言うと、株式×「国内」「先進国」「新興国」、債権×「国内」「先進国」「新興国」、RIET×「国内」「国際」の8種類くらいにわけたときに、どこに何%投資する計画にするかというものです。もっと大きくわけると、「株」「債権」「REIT他」の比率を決めるということになります。
これはどこまでリスクをとれるかにもよりますし、その時の年齢や考え方にもよると思うので一概には言えないと思います。
私(40歳当時のアロケーション)は、
株 : 債権 : その他 = 70 : 25 : 5
株の内訳を
国内 : 先進国 : 新興国 = 7 : 55 : 8
債権の内訳を
国内 : 先進国 : 新興国 = 7 : 16 : 2
という割合にしています。
私の中では株の比率を70%ということで、若干攻めている構成だと思っています。
また、グローバルに分散投資という視点で先進国の比率も高めにしています。
50歳か55歳か、もしくは景気の動向を見たうえで、将来的には
株 : 債権 : その他 = 50 : 50 : 0
くらいにする可能性はあると思います。
さて、ここまで決まれば、あとは上記指標をベースに、各投資信託の株や債権の構成比を参考にしながら投資信託を組み合わせて上記比率になるようにするだけです。
もちろん、ひとつの投資信託に全てを投入する手もあると思いますが、私はあえて分けています。各社若干は成績が違うだろうと思っているのと、分散投資を細かくするためにも、購入投資信託も分散している感じです。
【投資信託/確定拠出年金おすすめアセットアロケーション法】 でもアセットアロケーションを作成した上での詳細を説明してますので参考にしてください。
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