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今月のマネーハック、テーマは「結婚」です。結婚についてお金の問題として向き合おうといっても、「金がすべて」という意味ではありません。むしろ、普通の幸せな結婚ほど、愛情に覆い隠されがちな大きな課題があるのです。
参照:日経新聞マネー研究所
分かりやすい文章でお金について考えたコラムを書いている山崎俊輔さんの記事です。今月は結婚をテーマにしているので新婚の人には参考になることも多くあります。
お金について二人で話し合う
私も夫婦共働きで、新居を借りて生活をしていく必要があったため、お金をどのように管理するのかをどのように話すか悩んだ記憶があります。私の場合は雑誌ゼクシーの結婚までにするべきことリストのようなもので、「お金について二人で話し合う」という項目をクリアしよう!と奥様に切り出して話をしました。
二人とも貯金がどのくらいあるのかなど話したこともなかったので、ちょっとドキドキでした。
私は「共通口座」を作るパターンで話を進めたので、その際抑えたポイントなどを書いてみます。
共通口座/老後貯蓄口座/フリー貯蓄口座の全体像を設計する
まずはそれぞれがいくら負担して、どのくらいの共通口座に入れるのか?というところからとなります。下記フレームは金額は違いますが、私が設計したもので、実際に運用をしています。
大きな枠組みとしては、
生活費 = 老後貯蓄用口座 + フリー貯蓄用口座を共通口座から引いいたもの
ということになります。上記の例でいうと、共通での貯蓄を老後用(証券口座への引き落とし額込みで)6万と病気になったときや旅行のときに使う口座として用意したフリー貯蓄用口座に4万毎月貯めることを前提にしているため、生活費は20万ということになります。
共通口座でも、しっかりと老後や遊びのために貯蓄/投資する部分は先取りがポイントです。
老後のためにいくら資産を作るのか?病気になった場合の備えでいくらお金を抑えておくのか?次の旅行に向けていくら貯金しておくのか?など、しっかりと計画してその余りを生活費として考えましょう。生活費が厳しければ、その分をお互いがいくら負担しあうのかを話し合うことになります。
生活費の内訳を整理する
20万が生活費だとわかったら、次に生活費の内訳を予算化することがポイントの2つ目です。
大きくは固定費と流動費に分けて考える必要があります。
固定費:家賃/光熱費/保険/通信費など
流動費:食費/外食代など
で整理すると良いと思います。
固定費はもっと安くできないか?を考える必要があると思いますが、流動費の中で「外食代」も考えておくことが重要です。夫婦共働きだと、平日の夜も休日もついつい外食で済ませようという発想(甘えなことも多い)がちらつきます。これをそれぞれの財布からとかしていると、家計を管理できなくなってきますので、二人で食べるものは予算としてきっちり確保した上で管理することをオススメします。そうしないと、外食代をどっちが出す出さない、割り勘にする、とか面倒なやりとりが発生します。結局はお互いのお小遣い部分での無駄遣いも増えてしまう可能性もあるので注意が必要です。
節約して余ったお金はフリー貯蓄へ
固定費で光熱費など節約したり、外食を減らして節約できたなどで月末に余ったお金があった場合はフリー貯蓄へ移すことがポイントの3つ目です。
生活口座に置いたままにすると、ついつい外食などで使ってしまいます。毎月頑張った結果として次の旅行に使うなどの目的のためのご褒美としてフリー貯蓄へ移すとやりがいもできてきますし、もっと節約できないのか?ということも気にするようになります。
月末に資産の棚卸しをする
マネーフォワードなどアプリを使っていれば見るだけで良いのですが、各口座がどのように推移しているかを可視化しましょう。
格好良くいえば「PDCAをまわす」ということになりますが、毎月計画通りにお金が貯まっているか?使っているか?をみるためにも口座単位での推移を見ましょう。
もちろん、家計簿のような形で何にどれだけ使ったかをさらに把握しても良いのですが、管理が大変になって続ける気がなくなることもありますので、大枠だけ把握し問題があれば修正するだけでも良いと思います(私も最初はレシートを撮影して細かく家計簿つけてなどしていましたが、最終的に続きませんでしたので、現在は大枠だけ管理しています)
ボーナスも共通口座でルール化を作る
そして最後がボーナスの管理についてです。
毎月の給料からいくら共通口座に入れるのか?は必要となる生活費に対してそれぞれがいくら負担すれば良いのかを検討することで良いとしましたが、ボーナスはまったく別です。
私の場合は、ボーナス額が決まっていないこともありますが、毎月の給料から共通口座へ入れているお金の割合、例えば50%を入れているとしたら、ボーナス額の50%をベースに話し合うことにしています。
一定のルールを作っておけば、その時々で話し合うことも可能となります。
冒頭記事の通り、結婚したばかりだからこそ話しやすいということもありますので、一緒に暮らす前でも暮らし始めてでも、早めに話し合うことをオススメします。
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