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確定拠出年金、主婦や公務員も対象に

個人型の確定拠出年金(DC)の対象を、主婦や公務員にも広げる改正確定拠出年金法が24日の衆院本会議で成立した。昨年は通常国会で継続審議となっていた。

参照:時事通信

2016年5月24日のニュースになりますが、確定拠出年金の対象が主婦や公務員にも広がるということです。

確定拠出年金(DC)/日本版401k

年金がどのくらい貰えるのか?はたまた若い人が老人になった時に年金制度は維持されているのか?
疑問に思いながらも、サラリーマンは源泉徴収で容赦なく給料から天引きされていきます。

確定拠出年金(DC)/日本版401Kとも言われている制度は、国民年金や厚生年金、企業年金とは別で、自分で運用をして老後資産を蓄えるもしくは育てる仕組みとなっています。

使い方によっては非常に良い仕組みではありますが、メリットデメリットをしっかりと把握しながら、使い方を見極めた方が良いと思います。

アセットロケーション

アセットアロケーションではなく、アセットロケーションといって、どの口座でどのように運用するのか?というのが大事なことは理解しています。

税制面でのお得感を考えると、

確定拠出年金 > NISA > 通常口座

という感じなるのだと思います。特に確定拠出年金は掛け金が全額所得控除されるので節税効果も考えられます。

ただし、それぞれデメリットとして、

確定拠出年金 = 60歳まで原則引き出し負荷
NISA = 非課税期間が10年と限られる

となります。老後資金かつ「年金」と割り切れて、しっかりと運用できるならば良い制度だと思います。が、ギリギリなところで生活をしている人にとっては、60歳まで引き出せないのは痛いところだと思います。

商品構成の確認、アセットアロケーションの見直しを

既に証券口座で積立投資をしている人からすると、確定拠出年金の口座が有利なのことは理解しつつも、どれだけ運用実績を残せるのか?ということのほうが大事だったりすると思います。どんなに税制面でメリットがあっても運用で結果を出せなければメリットもなくなってしまいますから。

どこに確定拠出年金の口座を持つかによって、商品構成も変わるのでしっかりと見比べたほうが良いと思います。NISAや通常口座(特定口座など)で既に購入しているものと同レベルの優秀な商品があればそれで運用をすれば良いと思いますが、極端な話としては、税制メリットを活用して、節税部分で運用益を出すと割りきって、元本保証の商品だけ積み立てておくのもひとつの手だと思います。

たとえば、年100万円の課税所得を稼ぐ主婦が月1万円ずつ積み立てると単純計算で年1万8千円分の所得税と住民税を節約できる。元本保証型を選択しておけば、12万円預けて1万8千円利息が付いたと捉えることも可能です。運用益という訳ではありませんが、15%増えたようものでもあります。マイナス金利時代においてなかなかなものだと考えることも可能です。

ただし、12万円は自由に引き出すことはできません、また1万8千円も「利息」というような形で貰える訳ではありませんので、意識して管理しないと無駄遣いのもとにもなると思います。

ちなみに、10年続ければ18万円。年金の受取時にも退職所得控除か公的年金等控除の対象になる。というのもメリットではあります。

NISAや通常口座も含め、どこでどの商品を積み立てるのが良いのかを、もう一度アセットアロケーションとして見直す良い機会かもしれません。

使える制度は使って節税

サラリーマンや一般市民にとって節税ってあまりイメージ沸かないかもしれませんが、ふるさと納税にしても今回の確定拠出年金にしても、知って有効活用する方法を考えれば、節税をすることはできます。

年収にもよりますが、ふるさと納税と今回の確定拠出年金も合わせて、10万円前後節税することも可能だと思います。

何もしなければ所得税や住民税としてなくなってしまう10万円、でも制度を活用することで10万円節税できれば使いみちも増えます。

レジャーなど楽しく使うもよし、再度投資の原資としてお金を稼ぐのもよしです。ただ、繰り返しますが、いくら節税できたかを意識しておいて、できれば別口座で管理するなどしないと、普段の生活口座の中で無駄遣いして終わることもあるのでご注意を。

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