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イギリスのEU離脱

2016年6月24日イギリスのEU離脱が過半数を獲得し金融市場は大混乱となりました。

長期投資としての投信信託

でも触れていますが、私の投資信託における投資スタンスは何があってもコツコツ積立。相場下落時は口数増やして購入できるので喜ぶべし!

という感じです。が、さすがにこのように大幅に下落するタイミングは不安になるのが正直なところです。

そこで、私が保有している投信信託会社の商品もありますが、長期投資や積立投資をウリにしている投資信託会社のコメントを調べてみました。

イギリスEU離脱を受けた各社コメント

まずは、セゾン投信中野社長のブログより一部抜粋

Brexitが決して

メディアの報道によっては、リーマンショック再来を煽る論調までありましたが、それは甚だ的外れで、今回の市場混乱は金融ではなく専ら政治ファクターです。市場参加者にサプライズではありましたが、既に先進国の金融当局はドル不足に備えた資金準備も対応しており、金融危機とは全く別次元の事象でありことを認識しておくことが肝要です。

長期投資家にとっては、何より冷静に、コツコツと慎重なる楽観で仕込んで行ける時期でありましょう。

参照:積立王子のブログ

リーマンショックの再来のようなイメージを私も若干受けておりますが、よくよく考えてみると金融危機とは違い、政治問題であるというのはその通りだと思います。今後この政治問題が引き金となって金融危機になる要素があるのか?は慎重なる楽観である必要はあると思いますが、やはり長期投資という中ではコツコツ積み立てるだけなのだと思います。

次に、コモンズ投信より一部抜粋です。

【特別レポート】英国のEU離脱の国民投票を受けた市場の下落について

今回の英国離脱による金融ショックは、そもそも金融危機からのショックではなく、政治的な要因が金融面に影響を及ぼしていますので、これまでのリーマンショック、ギリシャショックなどの金融危機とは違うと考えており(つまり処方箋も違ってきます)、金融市場は引き続き、不確実性を回避する状況が続くものと思われます。

さて、当社の対応はコモンズ30ファンドにおいては、平時よりも現金比率を少し高めて臨んでいます。それでも勿論、足元の株式市場の下落の影響は出ていますが、長期投資家である私たちは慎重なる楽観を信条に、運用方針に従い優良銘柄をしっかりと買っていきたいと考えています。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

参照:コモンズ投信ホームページ

コモンズ投信も金融危機とは違うということを強調しています。また、一方でこのような状況の中現金比率を高めて運用をするというところは、投資家側としてはしっかり考えて運用してもらえれていると安心できる材料でもあります。

最後にレオス・キャピタルワークスより一部抜粋です。

「ひふみプラス」の基準価額下落について

私も含めて多くの専門家の事前予想では、イギリスはEUを離脱しないだろうと残留を予想する声が多 く、今回の結果は株式市場にとって失望色の強いものでした。その一方で実際にEUからの離脱に当たっては、諸々の手続が完了するまで2年はかかると見られ、ただちにEU経済や英国経済にマイナスの影響を与えるものではありません

今後も市場と常に 慎重に向き合い、今回の下げ局面を通じて素晴らしい企業に割安に投資する機会があればしっかり投資を行い、長期的によい成果を出すために全力を尽くしてまいります。また、市場環境に応じて適宜ご報告をさせて頂きます。

参照:レオス・キャピタルワークスホームページ

イギリスのEU離脱は無いと思っていたと素直に認めるあたり、レオス・キャピタルワークス社らしいなと思います。私も最後は理性が働き残留側が勝つと思っていました。また、今後2年をかけて手続きを進めていくので、すぐに経済にマイナスがことが発生するわけでもないというのも冷静に考えればその通りであり、今回の下げ局面を通じて素晴らしい企業に割安に投資する機会があれば投資していくというスタンスも素晴らしいと思います。

長期投資でも各社/運用状況はチェックを

今回のような場面に遭遇すると解約したほうが良いのだろうか?と誰しも頭をよぎると思いますが、冷静に考えれば私以上に投資のプロであり、今回紹介したような会社(セゾン投信/コモンズ投信/レオス・キャピタルワークス社)やその会社のファンドマネージャー達がしっかりと考え利益を出すために行動していることがよくわかります。

これこそが長期投資をすべく購入する投資信託を運用している会社さんに求めていたものであり、このようなタイミングですぐにコメントを出してくれることも安心感に繋がります。

これから何十年と資産運用をおまかせする分けですが、一方でこちらも任せっぱなしではなく、今回のようなタイミングで何を考え行動しているのかをチェックする必要もあると思いますし、月1でレポートを各社出していますのでチェックすることをオススメします。

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