スポンサーリンク
確定拠出年金はどこの口座で運用すべきか?
日銀のマイナス金利政策の影響で金利全般が低下し、資産の運用先に悩む人たちの需要を見込んで、生命保険会社や銀行などの間で税制上の優遇措置がある「確定拠出年金」の販売を強化する動きが広がり始めています。
参照:NHK
確定拠出年金について注目がされ始めており、販売する金融機関が増えているというニュースです。
会社で入る場合(企業型)は金融機関の会社が選んだ会社となってしまい選択はできませんが、サラリーマンでも個人型で入る場合は自分で選ぶことができます。
サラリーマンの確定拠出年金については以前の記事、
「確定拠出年金のメリットデメリット(2)」でも触れていますのでご参考まで。
投資信託で運用をする場合も、
- 選択したい商品があるのか?
- 手数料は安いか?
ということを考えて証券口座を選択すると思います。確定拠出年金も全く同じです。とはいえ、たくさんある金融機関から選択するのは大変でもあるのですが、個人型確定拠出年金ナビというサイトで比較することができます。
商品構成での比較(個人型確定拠出年金)
まずは商品構成ですが、ズバリ自分で運用したい商品があればそれがあるところとなりますが、特別決まっていなく今後運用していく中で変更する可能性がある場合には、より多く商品があると同時に、株式(国内/先進国/新興国)債権(国内/先進国/新興国)バランス型など、分散投資も可能なほうがベストです。運用コストも各金融機関の商品毎に違うので商品と同時にコストのチェックも重要です。
手数料での比較(個人型確定拠出年金)
手数料も実は運用会社によって大きく変わるところです。加入時と運用時(毎月)にそれぞれ手数料がかかることが忘れられがちです。(受取時等他にありますが)
加入時は、常陽銀行が高く6,017円に対して、大半の金融機関は2,777円です。一度だけなので小さな差ではありますが3,000円近く差があることは認識をしておいたほうが良いと思いますし、自分が入ろうとしている口座と比較したほうが良いです。
運用時は、積立を行う場合、
するが銀行/SBI証券が167円(毎月)に対して
群馬銀行が642円(毎月)となります
毎月なので、年間にすると、
するが銀行/SBI証券が2,004円に対して
群馬銀行が7,704円となります
税制優遇のメリットがある確定拠出年金ですが、8,000円近く毎年手数料を取られてしまうのと、2,000円で済むのとでは大きく違います。さらに老後資産ですので、今後20年30年と運用すると最終的に支払う手数料はもっと大きくなり、30年だと171,000円も違いが出てきます。
家の近くの金融機関で相談しながらというのも否定はしませんが、手数料等を考えるとネット系金融機関で自分で考えながら運用するのが良いとは思います。もちろん、こちらの数字は2016年3月末時点ですので、今後地銀の売り方も変わってくるかもしれませんので注目しておく必要はあると思います。
スポンサーリンク